How to be your own doctor

アロマ&ハーブ、ボディワーク、アトピー性皮膚炎の情報など

アトピー性皮膚炎の治療方法いろいろ①

アトピー性皮膚炎には、主に二つの要因があるとされています。①皮膚バリアの機能の異常、②アレルギー炎症です。何らかの理由で皮膚が傷つき、そこから侵入した皮膚刺激物やアレルゲンによって炎症が起きているのです。また、管理人は、アトピーは自律神経失調症としての側面があると理解していますので(詳しくはまた投稿します)、そちらのケアも重視しています。

治療としては、

①皮膚を清潔に保ち、ていねいなスキンケアで肌の潤いを保つ。

②皮膚バリア機能を正常に戻すため、皮膚の炎症を抑える外用薬による薬物治療を行う。

③症状を悪化させるアレルゲンなどの因子を探し、身の回りからできるだけ除く。

④アトピー素因が発現しにくいよう、生活を改め体質改善。

⑤ストレスを感じて掻いてしまうことを避けるため、ストレスコントロール、自律神経調整の方法を身につける。

という方法がいいのではないかと思います。①~③が標準治療に当たります。

治療を続けると、徐々にステロイド外用薬の使用量は減少し、②の薬物治療の頻度は減っていきます。私は現在、ステロイド外用薬をたまにしか使わないので、皮膚科には半年に1度くらいしか行ってないですね。でも常に、手元にステロイド外用薬があるようにはしています。

 

①は、汗をかいたらシャワーを浴びるなど清潔を心がけ、自分に合うスキンケア用品を見つけてこまめに保湿する、ということです。

②は病院での皮膚炎の治療です。刺激→炎症→(ストレス)→かゆみ→(ストレス)→掻く→(ストレス)→炎症の悪化、という悪いスパイラルを、炎症を治すことで終わりにする、大切な治療です。対症療法ではありますが、ストレスによる悪循環を断ち、生活の質を向上することができます。患者さんもふつうに生活していますので、「生活の質」はとっても重要なことです!そして悪いスパイラルは、切れるところから切るのが鉄則。

標準治療は、ステロイド外用薬(塗り薬)や抗ヒスタミン剤(飲み薬)などによる治療が中心です。

③は、日常生活での注意になります。アレルゲンとして多く見られるダニを避けるために、こまめに部屋を掃除したり、アレルゲンである食べ物は避けるなどですね。自分のアレルゲンについて知ること、避けるために注意を払うことが大切です。
お子さんがアトピーの方も、お子さん自身にきちんと知識を身につけさせ、自分でいろいろ判断できるようにしてあげてください。