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患者と医師ではそもそも前提が違う

わたしが尊敬するちきりん氏のブログで、おもしろい記事があったのでご紹介。医療分野の専門家と一般人のもつ前提の違いについてのエントリです。

すれ違う前提 (医療編)

治療に関する意思決定では、病気になった自分が“主役”です。自分の人生や生活をどうしたいか、という点から考え始め、「どんな治療を受けたいか」という判断を“自分が”よりよく行うために、医療のプロである“医師のアドバイスを活用する”という思考が必要となります。

医師は「医学的に専門的なアドバイスをくれる人」であって、「治療判断における主権者は患者である自分」という関係をお互いが理解することが重要なのです。 

 こういうこと、学校で教えるべきですねー。試行錯誤して治療の受け方をつかむまで、無駄に時間がかかってしまいました。

(1)人体や生命の仕組みは、科学的に解明されていない、という前提

(対:最先端医療技術をもってすればわかるはずだ、治せるはずだ、という前提)

 (2)すべての生き物は死を避けられない、という前提

(対:こんなことで死ぬわけないだろ!? という前提)

(3)医者の目的と患者の目的は必ずしも同一ではない、という前提

(対:目的は同じだから“お医者様”に任せておけばいいのだ、という前提)

 

にすれ違いがあると、医療側と患者側の信頼関係の構築や意思疎通に混乱が生じ、ベストな治療効果が得られないのではないかと思ったりしました

 

自分が、職業として医者の仕事をしていたらどう考えるか?という視点があると、かなりいろんなことが見えてくるじゃないかなと思います。

NHKの病名推理エンターテインメント番組「総合診療医ドクターG」をみても、診断というのは本当にむずかしいものだと思うし、人間だからミスも見落としもあるし、生死の前では生活の質が抜け落ちてしまったりとか、そんなこともありそうと思ったりします。

お医者様と何がすれ違っているか、意思の疎通で何が抜けてしまっているか、自分がなにをわかっていなくて、何に困っていて、何を求めているのか、考えながら治療していきましょう!