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アトピーの検査

なかなかボディワークまでたどり着きません(笑)

今日はアトピーの検査について。

アトピーの検査には、色々な方法があります。

①血液検査。RAST検査、TARC検査

②皮膚試験。プリックテスト、パッチテスト

③角質水分量の測定

④合併する感染症、眼合併症の検査

①血液検査では、血液中の白血球の好酸球数乳酸脱水素酵素(LDHあるいはLDと記載)、血清中のIgE抗体の量を測定します。さらにRAST検査で、どのようなアレルゲンに対するIgE抗体があるのかを調べるために、血液中の特異IgE抗体を測定します。
つまり、「アトピー素因」の検査ですね。IgE抗体の数値が高くても、症状が重いとは限りません。ちなみに管理人の総IgEは、基準値170IU/mLに対し、1,586IU/mL(24年の結果)というお医者さんもびっくりな数値ですが、アトピーの症状は軽いです(日ごろのメンテの成果かな)

TARCの検査は、血液検査の報告書では「ヒトTARC定量」と表記されています。血清中のTARC量は、これまでの検査に比べて、病態を反映する検査だそうです。管理人は、基準値の450pg/mL未満に対し、434pg/mLと正常だったので、確かに病態を反映していますね。今の病態は、見ればわかるので不要な気もしますが、お医者さんが、これから症状が重くなったりしないか、先読みのために用いたりしているようです。

②のプリックテストは、針で点状の傷をつけて皮膚のバリアを壊し、そこにアレルゲンエキスを垂らして反応をみるものです。パッチテストは、アレルゲンをしみこませた小さな濾紙を皮膚に貼りつけ、48時間後、72時間後などの皮膚の反応を見る検査で、遅延型のアレルギー反応を検出します。

③「角質水分量の測定」は、肌のバリア機能の状態を調べます。あまりやる病院は多くないかな。最近他の皮膚科に行かないので、ちょっとわかりませんが…

④「合併する感染症、眼合併症の検査」、合併しやすい感染症としては、伝染性膿痂疹とびひ)や伝染性軟属腫(みずいぼ)、カポジ水痘様発疹症などがあります。

また、重症の方では、目をこすったり叩いたりことで白内障網膜剥離の発症もあるので、重症の方は定期的な眼科検診が必要になります。(目の病気は、昔はステロイド外用薬の副作用と言われていましたが、現在では違うことがわかっています)

他に、食物アレルギーの検査としては、「食物除去試験」や「食物負荷試験」などがあります。

食物アレルギーの診断・検査について、わかりやすい説明はこちら

アレルギーの検査方法の難しい点について知りたい方は、こちらをお読みください。

※参考文献:新しいアトピー治療―誤った治療に振り回されないために