姿勢と骨盤
昨日の姿勢を矯正するコツで、ひとつ忘れていたことがありました。それはズバリ・・・「骨盤」です!わたしはいつも、太極拳の先生に、「骨盤立てて、手抜きしないで!」と注意されています。先生きびしいんです・・・
正しい姿勢には、骨盤を立てることが大事です。骨盤を立てれば、腰に負荷が集中することを防げますし、肋骨と腰の間の空間が広くなり、内臓がきちんと治まるので、下腹が引っ込み、ウエストが細くなります(マジですよ)
ちなみに、かみ合わせが正しくなれば、顎についているよけいな筋肉がなくなって小顔になりますし、歩き方が正しくなれば、無駄な筋肉がなくなって脚が細くなります。「太っているわけじゃないのに、一部だけどうしても細くならない」という人は、姿勢を治してみるといいと思います。
「骨盤を立てるって、いったいどうすればいいの?」という疑問もあると思いますが、説明するのがちょっとむずかしいですね。えーっと、「骨盤が寝ている」状態、お尻をつきだしている状態の、ちょうど逆になります。
↓お尻をつきだしているというのは、こんな感じです。
19世紀の西洋の貴族の女性のドレス。中央が夜間用、他が昼間用。
西洋の女性のファッションは、19世紀のバッスルスタイルの様に、ヒップラインを綺麗に見せることを重視しています。お尻のラインで、女性らしさをアピールするわけです。マリリン・モンローとかが、まさにそうですね。お尻を後ろにきゅっと突き出して、骨盤が寝ている状態。これで高いヒールの靴なんて履こうものなら、腰にむちゃくちゃ負担がかかるわけです。
骨盤を立てるには、ヒールのある靴を履いていても、お尻をつきださないようにします。そして、下腹の、丹田のあたりを引き締めて、まっすぐに立ちます。頭から地面に、重りをつけた糸を垂らしているようなイメージで、まっすぐです。ただ、まっすぐですが、すべての部位を伸ばしきるわけではなく、腰を伸ばすために力を込めすぎずに、力みを抜いて、ちょうどいい感じで立ってください。説明が難しいなー
ヒールがある靴を履いても、まっすぐ立てるだけの体幹。それをキープする腹筋と背筋。自分の骨盤が今どうなっているか、理解するだけの観察力と注意力が必要ですね。筋肉も観察力も、気をつけて姿勢を治して歩いていれば、自然とついていきます。
歩き方や姿勢がが変わると、ぐっと若くきれいに見えますよ!正直、エステに行くより効果があると思います。
疲れない体をつくる「和」の身体作法 能に学ぶ深層筋エクササイズ (祥伝社黄金文庫)
- 作者: 安田登
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2011/06/09
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 5回
- この商品を含むブログ (2件) を見る