ハンガリーウォーターのレシピ
ハンガリーウォーターのウィキペディアのページを大幅に加筆しました。ヨーロッパでもあんまり記録がないみたいなので、これ以上調べるのは難しそう。香水好きで有名だったというシャルル5世に関するところは、全然わからなかったです。ラヴェンダーウォーターが好きだったことはわかったんですが、ハンガリーウォーターとのかかわりはさっぱりでした。残念!
前のヴァージョンでは「最初はローズマリーとライムをアルコールに漬けて抽出していたが、~」
となっていて、これは英語版の訳らしいのですが、英語版は
The oldest surviving recipes call for distilling fresh rosemary (and possibly thyme ) with strong brandy ,~
「現存する最古のレシピでは、新鮮なローズマリー(そしておそらくタイムも)を強いブランデーで蒸留した」
ローズマリーとライムじゃなくてタイムでした。ローズマリーとタイムだと、すっきりした強い香りで、やっぱりお薬だったんだなぁと思います。胃や虚弱体質によさそうです。
香水研究家Nancy M. Booth氏は、現代向けの香水のレシピとして、レモンピールかオレンジピール、オレンジフラワーウォーター、グリセリン、ウォッカ、レモン・ベルガモット・ローズマリーの精油、細かくしたペパーミントの葉をあげています。
作り方はわからないんですが、想像すると、①ハーブをウォッカに漬けて、十分抽出できたら蒸留する。②精油はグリセリンに入れて湯煎にかけ、乳化したら①に加える。これにオレンジフラワーウォーターを加えて混ぜる、という感じだと思います。
これはきっと、いい香りでしょうね~
Perfumes, Splashes & Colognes: Discovering and Crafting Your Personal Fragrances
- 作者: Nancy M. Booth
- 出版社/メーカー: Storey Books
- 発売日: 1997/01/11
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