耳のアトピーは耳鼻科、皮膚科どっち?
あたたかくなってきましたね。歩いていると暑い時もあるくらい。
こういう季節の変わり目は、アトピーが悪化しやすいので、気をつけてくださいね。清潔な濡れタオルでこまめに汗を拭きましょう!
それでは今日のテーマ、耳のアトピーの話です。
人間の病院は耳は耳鼻科、皮膚は皮膚科とすみ分けていますが、身体は天然のもので、すみわけがあるわけではありません。
なので、アトピーがあれば、耳の中にだって症状はでます。国境があるわけじゃないですからね。ですが、お医者さんの方は国境(のようなもの)があるので、耳の中のアトピーの治療は、むずかしい話になります。
耳鼻科と皮膚科、どっちが見てくれるかというと、わたしの経験上、なんと、どっちもみてくれません・・・
皮膚科は、耳の中なんて耳鼻科のテリトリーだし、責任とれないというスタンス。
耳鼻科は、アトピーなんて言われても専門外だし、クリーム状の薬をめん棒で塗ると、耳の奥に入って危険だから、急性の症状にしか出したくない、という感じ。外耳炎や中耳炎になればお薬もらえますが、日常用はないですね。
わたしも長い間困っていて、あるときたまたま入った耳鼻科で、思い切って先生に聞いてみました。
「アトピーなので痒みがあることも多いし、悪化し始めたときに塗る薬がほしいんですが・・・」
「そういった薬はないですねー」
がっかり。
「でも、薬局の薬で、使えるものがありますよ。ステロイド入りの、液状のムヒです」
えー、ムヒですか??
「ムヒじゃなくても、液状の虫刺されの薬で、ステロイド入りのものが使えます。クリーム状のものはダメです。ただし、強い薬なので、塗るのは耳の入口までにすること。しばらく使っても効果がない場合、耳鼻科に行くこと。塗るときは綿棒を使って、左右同じものを使いまわさないこと。」
ということでした。幸せの青い鳥じゃないですが、身近なところに解決策があった。
後から知ったんですが、その先生はファンサイトがあるほど人気の名医でした。答えてもらえないだろうなーと思いながら聞いたんですが、いろいろ教えていただいてありがたかったです。
以前は2、3か月に1回くらい症状の悪化で耳鼻科に行っていましたが、ムヒを使うようになってから、ほとんど行かなくなりました。すごいなムヒ・・・あっけなさ過ぎてこわいくらい、さっぱり解決しました。悪化し初めに、1~3日くらい使うと、症状が治まって、今ではほとんど悪化することもなくなりました。
一応、虫刺されの時に使う分とはわけて、耳内専用にしています。近江兄弟社の方が安いので、ムヒじゃなくてこっちを使っています。中身はほぼ一緒。
耳内のアトピーに試す方は、強い薬ですので、注意して、お医者さんに確認してからにしてください。よろしくお願いします。