ストレスに効くハーブガイド2冊
ハーブで求められている効能といえば、美肌、便秘、花粉症、ストレスといったところかなと思います。あとは高血圧対策かな?
意外と、それだけをピックアップしたガイドブックというのはないのですが、特にストレス対策は必要な方も多いのではないでしょうか。
- 作者: ローズマリーグラッドスター,Rosemary Gladstar,大滝百合子,中林佐和子
- 出版社/メーカー: フレグランスジャーナル社
- 発売日: 2001/07/18
- メディア: 単行本
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ハーブ研究家ローズマリー・グラッドスター先生の本。ストレス対策に絞ったハーブガイドで、薄い本ですが、内容はかなり充実しています。
これはもう古本しかないので、新刊で手に入る本を押したいところですが、同氏の「メディカルハーブレシピ」のストレスの項目より、こっちの方がずっと情報量が多いんですよね。
この本だけで、ストレスに効くハーブはだいたい網羅できます。キャットニップやカリフォルニアポピー、バレリアンなど、日本ではマイナーなハーブも紹介されています。アーユルヴェーダのハーブもありますね。
あとグラッドスター先生の英語の本は、英文がシンプルで美しく、すごく読みやすいのでオススメ。勉強になります。そして落ち着く・・・
Rosemary Gladstar's Herbs for Reducing Stress & Anxiety (Natural Health Handbooks)
- 作者: Rosemary Gladstar
- 出版社/メーカー: Storey Books
- 発売日: 1999/06
- メディア: ペーパーバック
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もう1冊は、アジアのハーブが主に紹介されているこの本です。これは一度紹介したかな?
- 作者: デイビットウインストン,スティーブンメイム,David Winston,Steven Maimes,熊谷千津,法眼信子
- 出版社/メーカー: フレグランスジャーナル社
- 発売日: 2011/01/20
- メディア: 単行本
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すばらしい。情報ぎっしりです。
アダプトゲンとは、ストレスへの適応力を高めるハーブや生薬のことです。
日本の和漢も「甘茶蔓」などがのっていました。さっそく買いましたよ(笑)甘くて、ちょっとエグ苦いです。ホーリーバジル、どこかに売ってないかな?
それぞれのハーブについて、原産地や効能と共に「エネルギー」という項目がありました。これは、西洋伝統医療の伝統的な考え方、ハーブや食べ物の「4つの基本性質」を指しているみたいです。
アダプトゲン研究は、おそらく最先端の研究ですが、こういう視点も生かされているんですね。
近代医療があんまりすごかったので、伝統医療は嘘みたいな扱いになっている面もありますが、でも2000年近くの経験が蓄積されているので、まったく役に立たないということはありえないと思います。ハーブの性質については、日本にまとまった情報が全然ないのが痛いな・・・
「アダプトゲン―ストレス「適応力」を高めるハーブと生薬」は、amazonではなく書店で見つけました。こういう特殊な単語がタイトルに来ていると、「ハーブ」で調べても引っかかってこないんでした。
西洋伝統医療についてはこちら。
↑調べものをしていた時に、ついでにまとめた記事ですが、Portal:医学と医療 - Wikipediaの新着記事に選ばれました。わーい
まだ未完なので、もう少し書き足す予定です。
占星医術とハーブ学の世界: ホリスティック医学の先駆者カルペパーが説く心と身体と星の理論
- 作者: グレアムトービン,Graeme Tobyn,鏡リュウジ,上原ゆうこ
- 出版社/メーカー: 原書房
- 発売日: 2014/01/28
- メディア: 単行本
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ぼちぼち読んでます。西洋伝統医療を、カルペパーの思想を通して語る本。濃いです。
ひとつひとつのテーマはあっさりですが、古代から現代までさらえます。