How to be your own doctor

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ボリジ入りブレンドティー

ボリジは、名前は聞き覚えがあるけど、日本で目にすることの少ないハーブです。ジョン・ジェラードは、

ディオスコリデスやプリニウスが断言しているように、この葉や花をワインに浸して飲めば、人々は愉快になり、あらゆる悲しみや憂鬱を忘れられる。

と言っています。

メディカル・ハーブとしてのボリジの利用方法は、古い本草書や植物の本ならどれにも載っていて、パーキンソンは、沈んだ気持ちを晴らすのに効果があるといい、ニコラス・カルペパーは発疹チフス、黄疸、リューマチなどに有効だといっていました。キュウリに似た風味があるので、サラダに入れてもおいしいそうです。若い葉や枝は野菜として煮て食べることができるんだとか。お役立ちハーブですね。

昔はうつ病を治す薬として使われていたボリジ。現在では、副腎を刺激し、アドレナリンの分泌を促進することがわかっています。低血圧によさそう。

副腎髄質はアドレナリンとノルアドレナリンというホルモンを産生します。これらのホルモンは、心臓や血管をはじめ全身の機能が正常に働くのにいろいろ重要な役割を持っていますが、なかでも非常時に血圧を上昇させたり、心臓から血液を送り出す力を強めたり、エネルギー源としてブドウ糖を血中に増加させたりする重要な働きをします。

他に、利尿、解熱、発汗促進、抗リウマチ、去痰(痰をきる)などの作用があるそうです。母乳が出やすくなる効果もあるみたい。

 ボリジの入ったブレンドティーってあんまりないんですが、生活の木の〈マザーズ・ハーブ〉シリーズの「素肌茶」に入っていました。

健康的なお肌を保つために。原材料:有機ゴボウ、有機オリーブ、有機ネトル、有機ダンデリオンルート(有機タンポポ根)、有機ボリジ

 味は・・・ゴボウです。それ以外のハーブの味、ほとんど消えてますね。意外とおいしいです。でもゴボウ(笑)ゴボウは、中世には皮膚病の治療に使われていたそうです。