アトピー治療中の化粧水はどんなのがいいの?
アトピーの話もした方がいいのでは?とのことで、今日はアトピー治療中の化粧水の選び方です。
ステロイド外用薬を使った治療の際の、保湿についてですね。
ステロイドを塗る前に化粧水で保湿をするわけですが、化粧水は病院でもらいません。
敏感肌用、自然派、低刺激、オーガニックといろんな商品があふれていますが、ステロイドを使う際は自然派…ではなくて、何の薬効もない、なるべくシンプルで保湿だけの化粧水を使います。
ステロイドを使うなら、よけいな薬効は必要ないのです。
むしろ、肌が敏感な状態で、下手に薬効のある化粧水を使うと逆効果になりかねません。成分が少なく、シンプルな化粧水を使ってください。
わたしのおすすめは、リボンハイムのアミノ酸化粧水。低刺激で、安くて、使用感がしっとりしていてとてもいいです。
なのですが、Facebookで肌の弱い友人のおすすめしたら、全然知らない人から「その商品パラペン入ってますよ!わたしがいろいろ教えて差し上げましょうか?」と、空の上から目線で話しかけられてしまいました・・・
ですので、パラペンが気にならなければ激押しです。キュレルの化粧水もいいですね。保湿成分セラミドが入っていますし、使用感もいいです。こちらもパラペンは入っています。
パラペンに関しては、ピンポイントで肌荒れの原因になる人以外、気持ちの問題なのかなと思います。わたしは気にならないですね。今までの経験で、パラペンが配合されているかいないかで、特に差を感じたことがないからです。
パラペンは、自然派化粧品会社のネガティブキャンペーンで悪く思われがちですが、フェノキシタノールとそんなに刺激は変わらないと思います。
くわしい話はこちらをどうぞ⇒「パラペンとフェノキシタノールについて」
パラペンが気になる場合は、パラペンフリーのヒアルロン酸化粧水がおすすめです。
このあたりは薬局でも見かけますね。パラペンが気にならなければ、薬局で売っている、安くてシンプルなヒアルロン化粧水でいいと思います。
他には、ローズウォーターもいいかも。バラのエッセンシャルオイルを蒸留する際に副産物としてできる、フローラルウォーターです。
ローズウォーターには鎮静、収斂などの作用もあるようですが、ごくおだやかで、薬効というより香りで安らぐものです。これにヒアルロン酸・グリセリンを添加して使うのもいいと思います。ローズのエッセンシャルオイルはいいお値段でとても手が出ませんが、ローズウォータならお手頃。華やかでいい香りです。あまり大きいボトルのものは買わずに、早めに使い切ってください。
上の商品はフェノキシタノールが添加されていますが、保存料無添加のものだと3日くらいしか持ちませんので、ご自分で保存料を添加するか、3日で使い切ってください(笑)
添加する保湿剤としては、こんなものがいいかな。
ヒアルロン酸はパウダータイプと液状のものがあります。液状のものは保存料が入っているので、気になる人はパウダータイプを使ってください。ローズウォーターだけでなく、手持ちの化粧水の潤いが足りないときにも使えます。化粧水に添加して1日くらいで完全に溶けるようです。
グリセリンは、薬局でも普通に売っていますね。植物性じゃなくても、そんなに変わらないかも。
ヒアルロン酸とグリセリンは、一緒に使う方が単体よりも潤います。お互いに補う合うみたいですね。
ベタインもおすすめなんですが、50gってなかなか使いきれないかもしれません。シャンプーに入れてもよし。
ベタインの使い方はこちら⇒「保湿剤としてのベタ・ドロップ水のオススメ」
トゥヴェールのヒアルロン酸パウダーがおすすめなのですが、amazonになかったので、楽天の方からどうぞ。楽天の商品の掲載の仕方がわからないので、セルフメイドコスメのコーナーにつないでおきます。手作り化粧水キットもありますが、使いやすくていいです。
ステロイド外用薬での治療が終われば、ハーブや和漢、美白効果のある薬効型化粧水の使用もOKです。パッチテストだけは必ず行い、どんなものを使った時に肌荒れがあったか、記録を取ってみてください。きっと役に立つと思います。