アトピー性皮膚炎の標準治療や薬について、参考文献いろいろ
アトピーに関する本でいいものをまとめてご紹介。
「あきらめない! アレルギー治療―食物アレルギー・花粉症・アトピー性皮膚炎」
2012年刊。NHKの特集をまとめたものです。さすがNHK、すばらしい完成度です。標準治療や検査、患者さんへのインタビュー、興味深い最新研究など充実の内容。1冊手元に置くならこれですね。おすすめ。
「新しいアトピー治療―誤った治療に振り回されないために (ブルーバックス)」
2006年刊。標準治療について、患者向けでは一番詳しくしっかり書かれています。ちょっと古いですが、標準治療は今もあまり変わっていないのでよいかと。
「アトピー性皮膚炎(改訂第2版) (新しい診断と治療のABC) 」
2011年刊。さらに詳しい、医師レベルの知識を求める人へ。素人でも部分的にわかる内容。検査や最新情報について知りたい方はどうぞ。高いです。
2003年刊。アレルギーの薬についてだけでなく、アレルゲンの検出法とその結果をどうとらえるべきか、アトピー素因についてなどがくわしくあります。
「ステロイド薬がわかる本―病気別 使い方と副作用の正しい知識」
ステロイド薬の本。内服薬の副作用の記述を読むと、外用薬の副作用の誤解がここからきていることがよく分かります。ステロイドが怖いと感じる方は、やみくもに拒否する前に色々読んでみてください。
しかし、アトピーの本を探していると、むちゃくちゃな内容のものが意外と多くてびっくりします。まず、スタンダードな王道の知識を仕入れてください。試行錯誤はそれからです!