How to be your own doctor

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自律神経とボディワーク

そもそもボディワークとは何ぞや?ということですが・・・

マッサージをさす人もいれば、体操やヨガなどをさす人もいます。ここでは、「体を楽にするために体を動かす、自分で行うワーク」のこと、ということで話を進めていきたいと思います。ボディーワークより、気功体操をさす「導引」の方がぴったりなのかもしれませんが、「導引」はちょっとマイナーすぎるので(笑)

 

それでは、ボディワークと自律神経について。

 

自律神経失調症の改善・アレルギーの軽減には、筋肉のこわばりをほぐし、悪い姿勢を直し、運動で全身の循環を高めることが効果的です。

呼吸もまた重要です。自律神経は、自分の意志に関係なく働く神経なので、基本的に自分でコントロールすることはできません。ただ、唯一「呼吸」だけは、自分の意思で調整可能です。ですので、深い呼吸を行えば、副交感神経を優位にし、浅い呼吸で酸素不足に陥っていた脳の疲労を癒すことができます。

自律神経失調症関係の本やホームページでも、深くゆっくりした呼吸の重要性は書かれていますが、「深くゆっくり呼吸しましょう」といわれても、それだけで理想的な呼吸ができるようになるわけでもありません。「悪い姿勢はよくない」「肩や首の筋肉のこわばりはよくない」と言われても、「どうしたらいいんだろう」、「もっと具体的に!」というのが正直なところだと思います。

病院でも、かんたんな呼吸法や運動の指導、姿勢を矯正する牽引などありますが、アトピーは自律神経失調症に入っていないので、病院でそういう治療を受けることはむずかしいと思います(というか無理)。また、病院で指導されるボディワークは、あまり楽しくないというか、地味というか、変化に乏しいというか・・・続けにくいです。

自分に合うボディワークを探し、楽しく身につけるのがベストだと思います。

民間には多くの呼吸法やボディワークがありますが、太極拳ヨガなどは、長い長い歴史を持っており、動作と呼吸が連動しています。数百年、数千年の試行錯誤の結果今の形になっており、ちゃんと習得すれば、自然と呼吸法も身につくようにできているのです。

それに、やっていておもしろいです(これはけっこう大事)。また、自力整体ゆる体操ジャイロキネシスのように、太極拳やヨガなどを生かして作られた新しいメソッドにも、すばらしいものがあります。ロシアのシステマの様に、新しく日本に入ってきたおもしろいメソッドもあります。

もちろん、実践する際に注意すべき点はいろいろありますが、自律神経失調症の改善・アレルギーの軽減には、かなり効果があると思います。

 

ただ、だれもあなたにボディワークを「させる」ことはできません。

馬を水辺に導くことはできるが、馬に水を飲ませることはできない。
(You may take a horse to the water, but you cannot make him drink.)

ということわざがありますが、まさにその通りですね(しみじみ)。人を変えるより、自分が変わる方が100万倍楽です。人を変えることに比べたら、自分を変えるなんて、なんということもありません。

こんな効果があるんだ、すごいなー、でもめんどくさいし・・・と結局やらないのなら、アトピーはあなたにとって、それほど深刻な問題ではないということでしょう。やる気がないのなら、アトピーのことをくよくよ考えるのは止め、別のことに取り組んでください。

でも、できるなら、自分で自分を助けてください。この世のだれより、あなたにはあなたを助ける義務があるのです。