How to be your own doctor

アロマ&ハーブ、ボディワーク、アトピー性皮膚炎の情報など

わかりやすい科学史

医学史を調べる際、どうしても必要になってくるのが科学史。

この本は、素人にも分かりやすいように、イラストを多用してまとめられた科学史です。おすすめ。

それにしても最近まで、今から見るとファンタジーかと思うような世界観だったんですね。でも未来から見れば、今のわたしたちの常識の中にも、ファンタジーかと思うようなものが絶対あるでしょう。

知識ゼロからの科学史入門

知識ゼロからの科学史入門

 

 Kindle版もありました。

知識ゼロからの科学史入門

知識ゼロからの科学史入門

 

こうして改めて科学史をみると、アリストテレスの影響ってほんとに半端ないなーと驚きます。

哲学関係は難しすぎてわからないけど、生物学、天文学、医学と、最近まで全部アリストテレスの思想がベースだったんですね。四大元素説、4つの基本性質も、アリストテレスが採用したから、ガレノス医学のベースになったわけです。ガレノス(2世紀)は、古代ギリシャ医学をまとめて、細胞病理説(1858)まで医学の基礎だったというすごい人です。1600年って、息が長いなー

あと、アロマテラピー検定に出てくる、「水蒸気蒸留法を確立した人は?」の答えは、やっぱりイブン・シーナーじゃなくてジャービル・イブン・ハイヤーンですね・・・だってその蒸留器具って、アランビックのことだとしか思えないです。

↑蒸留器アランビック。9世紀のイスラム帝国宮廷学者ジャービル・イブン・ハイヤーンが発明したとされています。

↓「熱水蒸留法」のための3段重ねの装置に改良されて、日本に伝わってランビキとよばれました。薬油や酒類などを蒸留するのに使われたそうです。

 

最下段は抽出原料と水を入れて加熱する「加熱槽」(蒸留槽)で、ここから水蒸気と共に上昇する精油成分が、冷水が入っている最上段の「冷却槽」の底で冷やされ、「露」として中段の「回収槽」の樋に溜まり、管を通ってフラスコなどの容器に流れ込む。この回収槽自体は古代ギリシャ人の発明だったが、アラブ人がそれに冷却装置を加えたので、ヨーロッパでは「ムーア人の頭」(Caput Mauri = Moor's head)として知られていた。

本の表紙が完成しました

最近ずっと書いていた、ハーブと医療の歴史の本の表紙ができました!

amazon電子書籍用です。 

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 一緒に働いていた、イラストが天才的にうまい女の子に絵を描いてもらいました。

内容は、紀元前3~4世紀から、現在までの、メディカルハーブと医療の歴史です。だいたい6000年くらいの幅になるんでしょうか。長かったですねー・・・

けっこうおもしろいと思いますが、テーマがマニアックすぎて売れないと思う(笑)

アトピー・敏感肌のためのベースメイク入門

過去エントリ、

アトピー・敏感肌のためのシャンプー講座 - How to be your own doctor

アトピー治療中の化粧水はどんなのがいいの? - How to be your own doctor

このあたりをたくさんの方に読んでいただいているみたいなので、本日は「アトピー・敏感肌のためのベースメイク入門」をおとどけいたします!

大人になると、社会人としてメイクが必要になりますが、アトピーだったり敏感肌だったりすると、ベースメイクでさえ大変です。

わたしもアトピーだったとき(今はほとんどないんですが、)いろいろ試行錯誤して、「これ!」というスタイルができたので、ご紹介いたします。

たぶん合う方も多いのではないかと思います。負担少な目です!

 

まず朝の洗顔ですが、夜化粧を落としているので、朝まで石鹸で洗う必要はありません。水かぬるま湯で洗って(お湯はNG)、タオルを当てる感じでやさしく水分を拭ったら、化粧水、乳液or美容液、必要な人はクリームを塗って、ここで肌が吸収するまでいったん5分くらい待ちます。あわてて次の作業に進むと、ちゃんと保湿されませんので、ギリギリに起きないように(笑)化粧水と乳液乳液or美容液の間も、浸透するまでちょっと時間おいてください。

 

そしてベースメイク。

ベースメイクは「ベージュ系の日やけ止めクリーム」か、「UVカットできるベージュ系化粧下地」を使います。ベースメイクはあくまであっさりなので、白い日焼け止めを使うと白浮きしてしまうので。

「日焼け止め」と「化粧下地」、どっちも同じじゃない?という感じではありますが、確かにあんまり変わらないです。匂いとか質感とか、合うものを探しましょう。

 ↓わたしが使っているのはこれ

リボンハイム ライトスムースベース 30g

リボンハイム ライトスムースベース 30g

 

「リボンハイム ライトスムースベース 30g」は、ほんのり肌色で、気になる白浮きがなく、ファンデーションの仕上がりを引き立てるUV化粧下地です。汗・水に強いウォータープルーフタイプ。なめらかにのび、皮脂吸着パウダーにより、テカリや化粧くずれを防ぎます。植物性うるおい成分(ユキノシタエキス・ヨーロッパシラカバ樹皮エキス・ユズ果実エキス)などを配合。お肌のうるおいを守ります。SPF20、PA++。

日焼け止めクリームの匂いが苦手なんですが、これはあまり匂いもなく、肌への負担も少なく、しかもお手頃です。薬局では見かけないですが、amazonとかケンコーコムで入手OK。

花王 キュレル 化粧下地25g

花王 キュレル 化粧下地25g

 

カサつく肌を潤いで整え化粧のりを良くして仕上がりを持続させる低刺激性の化粧下地

○潤い成分『潤浸保湿セラミド機能成分』配合。○角層保護膜成分配合。キメの乱れをなめらかに整えます。

○『潤いコート微粒子』がカサついた肌にもなめらかに密着し、自然なツヤのある肌に仕上げます。

○肌色補正成分配合。気になる赤みや色ムラ、くすみも自然にカバー。

○SPF10・PA+

○紫外線吸収剤無配合・アルコールフリー・無香料

 ちょっと高いですが、こちらは薬局でも手に入りやすいかな。SPFは低め、アトピー・敏感肌の方に愛用されています。

 

そして、化粧下地→ベージュ系のフェイスパウダーで終わりです!

何重にもベースメイクをすると負担が大きくなるので、丁寧にしっかりぱふぱふします。

パウダーは、太陽の光を反射するので日焼け止め効果があり、肌への負担を減らせます。

かなりいろいろ試しましたが、ノブ プレストパウダーUV ルーセントに勝るものはありませんでした。これはすばらしいです!ふだん使っている化粧品の中では、一番高めなんですが、替えようがありません。

というか、何度か替わりになるものないかな?と浮気したんですが、そのたびに泣きながらノブに戻る羽目に(笑)

フェイスパウダーは、自然派のミネラルパウダーだと、皮脂をうばわれてカサカサになったりするので、自然だからオススメというわけでもありません。ミネラルのファンデーションを使ったとき、かさついてびっくりしました!

ただし、ノブのプレストパウダーは、付属のパフではなく、化粧筆を使うのがコツです。パフを使うと、イマイチ綺麗にカバーできず、性能が半分くらいしか発揮できません。いい化粧筆を使うと、綺麗な薄付きができます。

Kfi-40R 熊野化粧筆 筆の心 フェイスブラシ(ショート)

Kfi-40R 熊野化粧筆 筆の心 フェイスブラシ(ショート)

 
Kfi-80R 熊野化粧筆セット 筆の心

Kfi-80R 熊野化粧筆セット 筆の心

 

化粧筆は安いものもありますが、ずっと使えるし、いいものを使った方がいいと思います。デパートで実物見てみるといいかも。口紅も、細い化粧筆を使うときれいに塗れますよ~

 

ベースメイク続き。

保湿がおわったら、日焼け止めクリームか化粧下地を塗ります。顔に汗をかいていたら、フェイスパウダーの前にティッシュオフ。

そしてふとめの化粧筆で、フェイスパウダーをのせます。化粧筆を使えば、薄くてもかなりきれいに仕上がりますよ。骨のラインに沿って筆を運ぶと、やりやすいと思います。

使い終わったら、化粧筆に残ったよけいなパウダーを払います。

ご使用の都度、手のひらで筆の表面をやや強めにはたき、粉を落とします。落ちきらないときは、テーブルに敷いたティッシュの上で筆の表面だけを滑らせるように優しくふき取ります。強く擦りつけると毛が傷み、毛切れの原因になりますのでご注意ください。

 ↓詳細はこちら

筆のお手入れ方法 | 筆を知る「白鳳堂」

 

 化粧直しをするときは、

  1. アイスノンにまいた濡れタオルで、汗や汚れをやさしくオフします。タオルで拭くというより、顔に当てる感じで。タオルごと凍らせて持ち歩くといいです。
  2. 化粧水で保湿します。化粧水は、ミニスプレーボトルに入れて携帯すると便利。かさついている箇所は、乳液やクリームで保湿します。
  3. 頬骨~鼻のラインに日焼け止めクリーム。全体に塗ってもいいし、はぶいてもOKです。
  4. 余計な水分をティッシュオフ。
  5. 化粧筆でフェイスパウダーをのせる。
  6. ポイントメイク

出先では、携帯用の化粧筆があると便利です。

いろいろ試して、自分に合うベースメイクの方法を探してください。あと、忘れがちなのが使用期限。化粧の頻度が低いと、化粧品もなかなか減りませんが、何年も使えるものではないのでご注意を~

どうやって使い切る!?意外と短いコスメの寿命 - NAVER まとめ

乳液も化粧水も、期限は封を開けて2カ月弱か・・・あまり大入りのものは買わない方がいいですね。思い切ってじゃぶじゃぶ使っちゃおう!そして化粧するときは、まず手を洗うことが必須です。

蟲師と酒と腹の虫

蟲師」のアニメ第2期が始まりましたね。

TVアニメ『蟲師 続章』公式サイト

動物とも植物とも異なる、生命の原生体たるモノ── ”蟲”。

それらは時に人智を超えた現象を呼び、そして ヒトは初めてその妖しき存在を知る。ヒトと蟲とを繋 ぐ存在、それが”蟲師”と呼ばれる者──。

↑の動画は前期の分ですが、一番好きなお話。

第2期の第1話「野末の宴」見ました。地中深く流れる光──生命の素たる"光酒"を呑み、その味を生涯目指した杜氏と、そのあとをついだ息子の物語。

よかった。酒が飲みたくなる話だった!

余計なBGMもなく、淡々とした語りと、抑えた美しい表現が光る大人のアニメです。こういう静かなドラマもあるといいですね。

 江戸とも明治ともつかない、不思議となつかしい日本を舞台に描かれる、人間と蟲のかかわりを描いた、幻想的な連絡短編。

原作はこちら。愛蔵版が出てますよ。もう持っているけど、カラーページがちゃんとカラーなので、愛蔵版を買い直したい・・・!

蟲師 愛蔵版(1) (アフタヌーンKCデラックス)

蟲師 愛蔵版(1) (アフタヌーンKCデラックス)

 

日本では昔、「蟲」という極小の生物(?)が人間の身体の中にいて、そのせいで病気になったりするといわれていました。「蟲」は「虫」の旧字体です。簡略化してしまうと、ちょっと意味が違ってしまうので、元の字がいいですね。

蟲師」は、その古きなつかしき「蟲」をイメージソースにしたファンタジーです。

腹の虫、虫下し、疳の虫、虫封じ、虫唾が走る、など、いろんな言葉が残っています。お医者さんが治療中に「蟲」を見たという話も残っていて、いったいなにを見たんでしょうね。本物かな??

『針聞書』 虫の知らせ

『針聞書』 虫の知らせ

  • 作者: 笠井昌昭,長野仁,ジェイ・キャスト,茂利勝彦
  • 出版社/メーカー: ジェイ・キャスト
  • 発売日: 2007/11/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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戦国時代のハラノムシ―『針聞書』のゆかいな病魔たち

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はらのなかのはらっぱで (きゅーはくの絵本―針聞書)

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ハンガリーウォーターの歴史がわかる本(岩波文庫)

ハンガリーウォーターの起源を色々調べていましたが、とうとうまとまった信憑性のあるソースを見つけました!信じられる情報源、それは岩波文庫です。鉄壁。

西洋事物起原 (1) (岩波文庫)

西洋事物起原 (1) (岩波文庫)

 
西洋事物起原 (2) (岩波文庫)

西洋事物起原 (2) (岩波文庫)

 
西洋事物起原〈3〉 (岩波文庫)

西洋事物起原〈3〉 (岩波文庫)

 
西洋事物起原 (4) (岩波文庫)

西洋事物起原 (4) (岩波文庫)

 

ドイツの技術学の創始者,ヨハン・ベックマン(1739-1811)がまとめた,ヨーロッパの科学史・技術史の草分けともいうべき労作.科学的・技術的な発明や発見のみならず,病院,金融業,保険,新聞といった多岐にわたる事項について,由来や起原が記されている.(全4冊)

第2巻に、ハンガリーウォーターの項目がありました。かなり詳細に分析されていて、「ハンガリーウォータの起源は、何もわからない」ということがわかります。結局なにもわからってないじゃん!というご意見もあるでしょうが、STAP細胞の件じゃないですが、わからないことがわかる、どんなふうに誤解され、どんなふうに捏造されたかわかるというのも大事なので、この本見つけてうれしかったです。

内容はかなりおもしろい。色んなものがピックアップされて、詳細にクールに語られています。わたしと同じひねくれオーラを感じますね(笑)

ハンガリーウォーターの記事も、ハンガリー王妃に求婚した王族を、当時の歴史を洗って探そうとしたり、同じことしてらっしゃいました。そして結論が「商売人が箔づけに作った宣伝用の物語だろう」と、全く同じだったので爆笑してしまいました。今の時代の人だったら、ぜひ会いたかったな。

それにしても、ウィーン国立図書館にあるという、当時のハンガリーウォーターのレシピって嘘だったんですね。レシピの写し見たことあるんですが、あれはいったいなんだったんでしょう?

「続・ハンガリーウォータの起源」は、前後関係とか整理できたら、ここでかいつまんで紹介したいと思います。

ユナニ医学って、アラビアとヨーロッパの伝統医療なんだね

「笑っていいとも」、おわってしまいましたね・・・

お昼の最終回は見れなかったんですが、夜の生放送は見れました。改めてタモリさんのすごさを確認。みんな泣いてましたね。

ギネスにのるほどやったのに、最後まで照れがああって、本当に尊敬できる人だと思うと誰かが言っていましたが、ほんとにそうですね~

テレビの世界にずっといて、これほど媚びがなく、みんなを自由にさせる人っていないと思います。素敵すぎるタモリさんをお昼に見れないなんて、悲しいなぁ。

 

今手元にいろんな資料があるので、ウィキペディアに「ユナニ医学」のページを作りました。3大伝統医療と言いつつ、これだけずっとなくて気になっていたので。日本語の資料は少ないです。多分こんな感じでいいと思うんだけど、どうかなぁ。

ユナニ医学 - Wikipedia

ユナニ医学って、イスラム圏の医学という印象なんですが、ヨーロッパでもずっと行われていたんですね。いつまでそうだったのか謎で、いろいろ調べていたんですが、なんと19世紀後半まででした。めっちゃ最近やん!

西洋近代医学の方は、いろいろ発見はあってもなかなか治療に生かされなかったらしく、そのわりに大学卒を誇る医師たちは威張っていたので、民衆からは恨み千万だったみたいです。治療の腕は、大学でているからって際立っていいわけでもなく、長い間正規も非正規もどっこいどっこいだったみたい。

医師は医師で、教育費も時間もかかるのに、開業後すぐ安定した収入があるわけじゃなく、大変だった模様。患者さんに威張りたい気持ちもわからないでもないですね。自分が患者だったら嫌ですが(苦笑)

ドイツとかヨーロッパで自然療法が意外と盛んなのって、正規医師と民間治療者の攻防や、庶民の患者さんたちの、長年にわたる恨みつらみが背景にあるようです。世界ふしぎ発見!

近代医学の光と影 (世界史リブレット)

近代医学の光と影 (世界史リブレット)

 

この「世界史リブレット」シリーズは、地味ネタが多くなかなか楽しいです。反骨のハーバリスト、ニコラス・カルペパーの時代の薬種問屋がどんな風だったかも、このシリーズの本を読んでわかりました。長くなるのでまた今度。

「花子とアン」始まりますね!

NHKの「50ボイス」で、月曜から始まる連続テレビ小説花子とアン」をやっていました。ドラマ楽しみ。かなりおもしろそうでした。

村岡花子さんは、「赤毛のアン」シリーズをはじめ、数々の児童小説、少女小説を翻訳し、日本中の女の子たちの西洋への憧れをかきたてた翻訳家です。

原作はこちら。

アンのゆりかご―村岡花子の生涯 (新潮文庫)

アンのゆりかご―村岡花子の生涯 (新潮文庫)

 

女学校時代をけっこう長くやるみたいなんですが、着物姿がむちゃくちゃかわいかったです。映りが全然違うので、本物のアンティークを使っているそう。さすがNHKですね!

「50ボイス」には、赤毛のアンにインスパイアされてポプリを日本に広めた、熊井朋子さんも出ていました~

愛のポプリ (講談社文庫)

愛のポプリ (講談社文庫)

 

ハーブやポプリの情報が全然ない時に、海外の情報を集めて、材料も海外から取り寄せたり、そうやってポプリを知ってく過程が生き生き描かれたエッセイ。文章が上品で、ほんとに素敵です。

 

村岡花子さんの訳。日本人の女の子たちの少女趣味の原点。

赤毛のアン―赤毛のアン・シリーズ〈1〉 (新潮文庫)

赤毛のアン―赤毛のアン・シリーズ〈1〉 (新潮文庫)

 

大人になって読むと、アンは最初、ほんとギリギリの状態だったんだなーというのがよくわかる。「お祈りの仕方を知らない」というのエピソードが、アンが子供時代、ロクに面倒みてもらっていないことを暗示していて、泣きそうになります。

アニメでは明るくて前向きな女の子になっちゃってるので、女性監督で作り直してほしいですね。アンのあの異様なテンションは、安心して暮らせるようになって、徐々に落ち着いていきます。

 

赤毛のアン」はもともと児童文学ではないので、花岡さんは子供向けに一部省略してしまっているそうですが、松本さん版は完訳です。

赤毛のアン (集英社文庫)

赤毛のアン (集英社文庫)

 

村岡さんは、戦争に対しては賛成の立場で、協力的だったという話も聞いたことがあるので、戦時中の描写がどうなるのかも気になります。

あとすごい謎なのが、このアニメなんですが・・・

ルーシー・モード・モンゴメリの作品が原作・・・ではなく、後世の作家さんが書いた、いわゆる二次創作が原作で、「赤毛のアン」以前のアンの物語です。

権利的にどうなってるの?と謎なんですが、「アルプスの少女ハイジ」も「はてしない物語」も、他人が書いた続編があったので、向こうでは文化のひとつなのかもしれません。ディズニーも、童話の続編バンバン作ってましたね。読んでいないんですが、たしかハイジはペーターと結婚していたような。勝手にそんな展開にしていいんだろうか(苦笑)

マシューとマリラに引き取られるまで、アンが(厳しい状況なりにでも)元気に楽しく暮らしてたんなら、「赤毛のアン」という物語の意味が変わってしまうのでは?と思ってしまいます。不思議な作品ですね~