アロマとハーブの歴史(世界)
おひさしぶりです。ウィキペディアに夢中になって、ブログの存在を忘れていました。ちまちま書き足し続けているので、改善された記事もあるかな。 最近、ヤングリヴィングとドテラという会社が精油でマルチ商法をやっていて、色々すごいよ(悪い意味で)とい…
ウィキペディアで西洋ホリスティック医学関係を更新していたら、いつの間にか時間がたっていました。 しばらくぶりでございます! 今回更新していたのはこのふたつ。 四体液説 - Wikipedia 四大元素 - Wikipedia 超基本理論になります。四大元素がなかなか情…
調べもののついでに、ウィキペディアにたまに書きこんでるのですが、新規に立ち上げたページ「ユナニ医学」が、月間新記事賞をいただきました。 Wikipedia:月間新記事賞 ありがとうございます!これはがんばったのでうれしい。まとまった情報が読める場所が…
古代ギリシャのヒポクラテスに始まるといわれる西洋伝統医療「ユナニ医学(ギリシャ・アラビア医学)」。 「4つの体液のバランスが崩れると病気になる」という「四体液説」、四体液と対応して考えられた「四大元素説」をベースに、占星術や錬金術が結びついて…
薬剤師という職業は裏方だからなのか、主役の物語はあんまりない気がします。 藤本ひとみの「ブルボンの封印」は、主人公が薬剤師の娘なので、薬や治療のエピソードもいろいろあります。この時代、治療は「悪い体液を排出すること」で、主な治療は瀉血や浣腸…
ハーブで求められている効能といえば、美肌、便秘、花粉症、ストレスといったところかなと思います。あとは高血圧対策かな? 意外と、それだけをピックアップしたガイドブックというのはないのですが、特にストレス対策は必要な方も多いのではないでしょうか…
ハーブのエネルギーの続き。 古代ギリシャ・ローマの医学は、ハーブや食べ物には「熱・冷・湿・乾」の4つの基本性質があると考えられていて、アラビアのユナニ医学やヨーロッパの伝統医療に受け継がれました。これが今の欧米のハーブ療法で、「エネルギー」…
海外のハーブの本や、海外でお仕事をされているハーバリストの本を読んでいて気づいたんですが、日本の本と違って、ハーブを説明するときに「エネルギー」という項目があります。 これとか、 英国流メディカルハーブ 作者: リエコ大島バークレー,白浜美千代 …
ハンガリーウォーターのウィキペディアのページを大幅に加筆しました。ヨーロッパでもあんまり記録がないみたいなので、これ以上調べるのは難しそう。香水好きで有名だったというシャルル5世に関するところは、全然わからなかったです。ラヴェンダーウォータ…
ハンガリーウォーターの歴史を探していて、ちゃんとした文献を見つけたました。(ここまで報告スミ) 西洋事物起原 (2) (岩波文庫) 作者: ヨハン・ベックマン,特許庁内技術史研究会 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1999/12/16 メディア: 文庫 購入: 1人 …
医学史を調べる際、どうしても必要になってくるのが科学史。 この本は、素人にも分かりやすいように、イラストを多用してまとめられた科学史です。おすすめ。 それにしても最近まで、今から見るとファンタジーかと思うような世界観だったんですね。でも未来…
最近ずっと書いていた、ハーブと医療の歴史の本の表紙ができました! amazonの電子書籍用です。 一緒に働いていた、イラストが天才的にうまい女の子に絵を描いてもらいました。 内容は、紀元前3~4世紀から、現在までの、メディカルハーブと医療の歴史です…
ハンガリーウォーターの起源を色々調べていましたが、とうとうまとまった信憑性のあるソースを見つけました!信じられる情報源、それは岩波文庫です。鉄壁。 西洋事物起原 (1) (岩波文庫) 作者: ヨハン・ベックマン,特許庁内技術史研究会 出版社/メーカー: …
最近ずっと調べものをしているので、なんだかブログを書いた気持でいましたが、全然書いてませんでした。ちょっとおひさしぶりです。 ウィキペディアのアカウントを作って、ちょこちょこ書いているんですが、中の広大さに圧倒されます。 これほとんど、ボラ…
ちょっと時間があったので、近世イギリスのハーバリスト、ウィリアム・ターナーのウィキペディアページ作りました。 ウィリアム・ターナー (博物学者) - Wikipedia 最近頭を使ってばかりいたので、人の考えを追いかける翻訳の作業はいい気晴らしになります。…
ウィキペディアのテンプレートを見つけたので、アロマテラピー検定でおなじみのジョン・パーキンソンのページを作成しました! ジョン・パーキンソン (植物学者) - Wikipedia ジョン・ジェラードのページの改訂にお褒めのメッセージが入っていて、がんばれば…
歴史を調べるために、ウィキペディアを熟読すると、ところどころ間違っているの気がつきます。 「ウィーン写本」を捧げられた、元西ローマ帝国皇女アニキア・ユリアナの父オリブリオス帝の項目で、 472年に自然死を遂げるまでに、プラキディア夫人や娘アニキ…
アロマテラピー検定の歴史がところどころ謎だったので、時間がある時に検証していっているんですが、予想以上に事実じゃないことが多いですね。歴史をもとにしたファンタジーみたい。うーん、ほんとに、大丈夫なんでしょうか(道義的に)。大学のゼミの先生…
ニコラス・カルペパーと当時の医者と薬剤師たち 必須教養であり科学だった占星術 に続いて、また占星術の話です。占いの歴史は人間の歴史と同じだけ長く、幅も広いのですが、今回は医療占星術についてです。未来を知りたい、寿命や健康、病気について知りた…
「水蒸気蒸留法を確立したのはイブン・シーナーなのか?」に続き、本日はアロマテラピー検定で必ず出てくる、ハンガリー・ウォーターの誕生話を探ってみます。 OS-N ハンガリアンウォーター(化粧水)110ml [ヘルスケア&ケア用品] [ヘルスケア&ケア用品] [ヘ…
アロマテラピーで使う精油は、主に「水蒸気蒸留法」という方法で作られています。 アロマテラピー検定やアロマの本、香水の本では「イスラムの医師イブン・シーナーは、水蒸気蒸留法を確立し、芳香蒸留水を医学に応用した」と説明しています(イブン・シーナ…
ハーブ療法と占星術のコラボで人気のニコラス・カルペパー。現代から見るといかにもうさんくさいですが、占星術って、昔はどんな存在だったんでしょうか? 「ナルニア国物語」の作家で、中世文化を研究していたC・S・ルイスが、「現代人の常識で、昔の人たち…
ひさしぶりに、ハーブの歴史の話でもしましょう。ジョン・ジェラード、ジョン・パーキンソンと書いたので、アロマテラピー検定に出てくるハーバリストは、あとニコラス・カルペパー(Nicholas Culpeper 、1616 – 1654) ですね。 日本語の情報がほとんどなか…
投稿したけど、なぜか半分消えてしまったので、再エントリです。なぜ消えてしまったんだ・・・ 今日は、アロマテラピー検定で、ハーブの歴史に興味をもった方にオススメの本をご紹介。とても充実した内容なのに、なぜか全く知られていない本です。 クレオパ…
アロマテラピー検定に出てくるハーバリスト、ジョン・パーキンソンについてです。パーキンソンについては、だいたい今回で最後かな。 ちなみに彼はカトリックで王党派です。この時代のイギリスは、カトリックとプロテスタントがヨーロッパで激しくせめぎ合っ…
お待たせしました!今日は、アロマテラピー検定に出てくる3人のハーバリストのうちの一人、ジョン・パーキンソン(John Parkinson)の本草書『Theatrum Botanicum(広範囲の本草学書)』についてです。 検定の勉強をしようにも、ジョン・ジェラードとジョン…
パーキンソンの美しい園芸書『日のあたる楽園、地上の楽園(Paradisi in Sole Paradisus Terrestris)』の補足情報です。『広範囲の本草学書』また後日! A Garden of Pleasant Flowers: Being Description of the Most Familiar Garden Flowers Taken from …
連休中にバーゲンをのぞいたら、デパートのアロマや自然化粧品のコーナーこれがありました。 【Santa Maria Novella(サンタマリアノヴェッラ )】オーデコロン サンタ・マリア・ノヴェッラ 100ml 香水 Santa Maria ... 出版社/メーカー: 【Santa Maria Novell…
「イギリスのハーバリストの先駆け ウィリアム・ターナー」に、ターナーがハーブを「乾性・熱性・湿性・冷性」の度合いによって分類したことについて加筆しました。書き忘れてた。 この分類は西洋の伝統医療の考え方なんですが、日本ではほとんど知られてい…
今日は、アロマテラピー検定に出てくるイギリスのハーバリスト、ジョン・パーキンソンの代表作から、「Paradisi in Sole Paradisus Terrestris(日のあたる楽園、地上の楽園)」についてです。残念ながら、日本語版はありません。 ちなみに、もう一冊の代表…